【口腔ケア】細菌に負けない体づくり~感染予防は口腔ケアから〜
近年の様々な感染症の流行により、マスクの着用、手洗いの習慣が身についた、などみなさんの生活環境は大きく変化したのではないでしょうか?
新型コロナウィルスやインフルエンザなど、呼吸器系の感染症の予防に口腔ケアが有効ということをご存知でしたか?
今回は口腔ケアと感染予防について詳しくお話しします。
口腔内が不潔だと感染リスクがあがる
お口の中には常に数億個の細菌がいます。お口の中を清潔に保っておかないと口の中の細菌はどんどん増えていきます。
不潔な環境になると口腔内の細菌が感染症を引き起こすウイルスなどの、体内への侵入を助け感染しやすくなります。お口の中に数億いる細菌を食事のたびに飲み込んでいるということを想像してみてください。
肺炎の重症化を防ぐ
お口の中にいる細菌は知らないうちに肺へ侵入しています。
口腔内の環境が悪いと、特に免疫力が下がっている方や高齢者などは細菌性肺炎を起こしやすくなります。
そのためしっかりとした口腔ケアが重要となります。
噛めないことでの免疫力低下
また顎の筋肉の衰えや、歯の欠損などでしっかりと噛めないと、これも免疫力の低下につながります。
噛めないことで食欲が低下し、栄養を十分にとることができません。栄養をとれないと免疫力の低下につながります。
「きちんと咀嚼できないな」など自覚症状のある場合は、歯医者さんに相談してみてください。適切な治療をしてしっかり噛めるようにしていきましょう。
しっかりとした口腔ケア
お口の中が不潔な状態では、ウィルスが入りやすくなります。お口の中を清潔に保てるよう、食事のあとはブラッシングをする、できないときはマウスウォッシュなどでうがいをする習慣をつけましょう。
補助用具も使用しましょう
細菌は歯と歯の間にの残りやすいので、面倒かもしれませんが、歯磨きだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助用具を使用することも重要です。
これらを使用することでより清潔な口腔内の環境を保つことができます。
うがいをすることも効果的
お水でうがいをするだけでなく、市販でも売られている薬用のうがい薬を使用してのうがいもとても効果的です。
歯磨きができないときや、歯磨き後に行うとお口の中がすっきりします。
感染症を予防するために
コロナやインフルエンザウイルスなど呼吸器に感染するウイルスははお口から侵入することが多いです。
そのため、マスクの着用や手洗いうがいなどの感染対策をしっかりとすることが大切です。
プラス口腔ケアでお口の健康を保ちながら、ご自身の体内にウィルスを入り込まなせないようにしましょう。
(2024.04.30.更新)