虫歯や歯周病の原因は咬合

オフィスでは全ての患者さんフェイスボウトランスファーを行い咬合器付着した歯型を基本とした診療を行なっています

Facebow transfer

口腔疾患である虫歯と歯周病の原因は細菌(バクテリア)と咬合(噛み合わせ)と言われています。

虫歯と歯周病を防ぐには安定し調和した咬合であることが一つの重要なポイントとなります。日常生活においても快適な噛み合わせを得られれば食事や会話も弾み笑顔も絶えなくなるでしょう。

 

咬合器に付着した歯型を基本とした診療

安定した調和のとれた噛み合わせをつくる基準となるのがフェイスボウトランスファーFacebow transferです。

顕微鏡歯科治療と合わせて全ての歯科治療の診断と治療の基本となります

人間の体は前後左右に調和のとられた状態が良いとされています。カラダのバランスが崩れるとカラダに歪みを生じ、筋肉・骨格・脳・神経系の調和が乱れ様々な身体症状を引き起こすといわれています。

人体は頭頂から踵まで一本の軸が通り、また踵から膝、腰肩、瞳孔線まで体の軸に対し直交している事が理想的であると言われています。歯並び・咬合も同様に体と直交させることを意識しなければならないと考えます。見た目で顔と噛み合わせそしてカラダ全体が傾き歪んでいれば感覚的にも何かトラブルを抱えるだろうということは医学を学んでいなくとも感じることと思います。

この体の軸から頭頂、頭蓋の軸を基準にした噛み合わせの位置関係が歯科治療における基準となります。この基準を決定するのがフェイスボウトランスファーです。

フェイスボウトランスファーにより頭蓋の基準面を咬合器に再現します。オフィスで日常診療に用いているのは国際的にも最も信頼性の高い独Kavo プロターevo7です

オフィスでは患者さん全員の歯型とフェイスボウトランスファーによる咬合器を常に目の前に常設し診療の参考にしています。

咬合器

ヒトの噛み合わせの基準

ヒトの噛み合わせに基準の一つであるボンウィル三角一辺10cm顔面の幅12cm程となります。従って噛み合わせの精度をより追求するならば小さな咬合器簡易的な咬合器を用いることは不適切です。そのような治療を行なったのならば長期的に患者さんは気付かないうちにトラブルを抱え噛み合わせに障害を生じさせ虫歯や歯周病になるだけでなく筋肉・骨格・脳・神経系の調和が乱れ様々な身体症状を引き起こす可能性があります。

それを防ぐためにより快適な咬合であるようにフェイスボウトランスファーを行いヒトの顎の大きさに適した咬合器にトランスファーし頭蓋に対する歯型・噛み合わせの位置関係三次元的に再現しなければなりません。

歯列の左右前後の傾き、スピーの彎曲、ウイルソンのカーブなどの診断が可能となります。また半調節性咬合器の顆路の調節により、各運動要素による歯の接触状況を知ることが可能となります。診断用ワックスアップ、修復物製作に対し必要不可欠です。そこから多くのデータを得る事が出来ます。

フェイスボウトランスファーで歯型石膏模型を咬合器に付着することによりはじめて正確な診断と治療を行う事が出来ます

フェイスボウトランスファーは絶対必要

顕微鏡歯科治療に於いても半調節性咬合器なしでの総合診療は標準的にも歯科医学的にもあり得ません

フェイスボウトランスファーによる半調節性咬合器プロターevo7筋肉・骨格・脳・神経系の調和を保ち長期的に安定した快適な噛み合わせを得るためにも絶対に必要なのです。

咬み合わせ 審美的な補綴治療 』の詳細はこちらです