先進の治療を受けても病気を防ぐことはできません。

病気を知ることが健康へと導き、予防・健康増進が成り立ちます。病気を理解すれば、これから何をすべきかが見えてきます。だから当院では、治療を始める前に、まず「知ること」を大切にしています

カウンセリングから始めます

初診では、まず患者さんのお話を伺うことから始めます。

今、何に困っているのか。

これまで、どのような治療を受けてきたのか。

お口の中について、どのようなことが気になっているのか。

 

そしてもう一つ大切なことがあります。

ご自身のお口や身体の状態を、今どのように認識しているかということです。

 

私たちは、治療をして、また悪くなったら治療をする。その繰り返しにはしたくないと考えています。

 

そのためには、私たちがお口の状態を知るだけではなく、患者さんご自身にも、今のお口の状態や、なぜどうなったのかを知っていただきたいのです。

 

知ることで、これから何に気をつければよいのか、何を変えればよいのかが見えてきます。そして、自分の歯を自分で守るための方法を知ることができます。

 

だから当院では、まずお話を伺い、そのうえで診査や検査を行い、現在のお口の状態を患者さんと一緒に確認していきます。

なぜ、さまざまな検査をするのでしょうか?

当院では、さまざまな検査を行います。

「こんなに検査が必要なの?」と思われるか方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、検査から得られる情報は実にたくさんあります。

 

まず知りたいのは、現在気になっている症状についてです。今、お口の中で何が起きているのか?レントゲンやCARE(歯科用CT)、口腔内写真などから、現在のお口の状態を確認します。

 

そしてもう一つ知りたいのは、なぜ、今の状態になったのか?その原因を探るための「手がかり」です。

 

むし歯や歯周病などのお口の病気には、細菌だけでなく、唾液、噛み合わせや歯に加わる力、食事、生活習慣など、さまざまな要因が関係しています。

 

必要に応じて細菌や唾液、歯周組織、噛み合わせ、口腔機能などを調べ、さまざまな検査から得られる情報を手がかりに、現在の状態に至った原因や背景を探っていきます。

今を知り、治療につなげる

検査は検査をすること自体が目的ではありません。

モニター画像で説明

今を知る。なぜこうなったのかを探る。

そこから、必要な治療を考えます。

そして治療が終わったあとも、同じことを繰り返さないために、お口の状態を継続して見ていきます。

 

診査・検査は、治療のためだけではなく、その後のお口の健康を考えるための大切な情報でもあります。

今を記録する

検査のほかに、もう一つ私たちが大切にしていることがあります。

それは、「今」を記録することです。

 

治療を始めれば、治療前のお口の状態は変わっていきます。

過去は、後から記録することができません。

 

だから、当院では、開業以来20年に渡り、治療前、治療中、治療後、そしてメインテナンスのお口の状態を写真や画像として記録してきました。

 

現在、その記録写真は約33万枚になります。

 

そこには、過去のあなたのお口の状態があります。

そして今日も、あなたの「今」を記録しています。

 

今日の記録は、やがて未来から振り返る「過去の記録」になります。

過去の記録と今を比較する。そして、その先に起こりうる変化を考える。

 

記録することは、治療のためだけではありません。

その歯を、その後も見続けていくための大切な情報だと、私たちは考えています。

お口の状態を知るための検査

お口の状態や必要に応じて、さまざまな診査・検査を行います。

オーラルクロマ口臭

 

・デジタルレントゲン検査

・口腔内外の写真撮影

・血液細菌抗原検査

・唾液生化学検査

・ガスクロマトグラフ(口臭検査)

・口腔細菌観察用ペリオスコープ

・マイクロスコープによる拡大画像検査

・超高画質マイクロCTスキャン(CBCT)

・咬合検査

・口腔機能検査 など

知ることから、その先へ

検査結果や口腔内写真など、治療の過程は記録として残し、その後の診療にも活用します

 

以前の記録と現在のお口の状態を比較することで、変化に気づくことができます。

説明資料

今を知ること。なぜこうなったのかを探ること。必要な治療を行うこと。そして、その後も見続けること。患者さん自身が、自分のお口を知り、自分の歯を守る方法を知ること。

 

それが、治療を繰り返さないことにつながっていくと私たちは考えています。「知ること」が、すべての始まりです