味覚を感じるだけじゃない?舌の機能って知っている?
食事をするときに味覚を感じることができる舌ですが、味覚を感じる以外にも様々な機能があることを知っていますか?
舌の機能って知っている?
今回は舌について詳しくお話しします。
味覚や温度などを認識する
これは皆さん知っている方も多くいるかもしれませんが、食事をするときなど、舌に存在する味蕾(みらい)で味を認識します。
また、温度や触覚なども認識することができます。
食事をするときに食べ物を口腔内へ
食べ物を摂取するのも舌の機能といえるでしょう。
また、口腔内から異物などを吐き出したいときは、排出する機能があります。
食塊を作り飲み込みやすくする
食べ物を食べるときに唾液と混合することで食塊を作り、飲み込みやすくする機能があります。
また、食べ物を口蓋へ当てて押しつぶすという作用もあります。
食べ物を飲み込みやすい位置へ移動させる
食べ物を食べたとき舌がないことを想像してみるとうまく飲み込める位置へ移動しないことがわかるのではないでしょうか。
舌があることで食べ物が飲み込みやすい位置へ移動し、スムーズな嚥下ができるのです。(嚥下反射を起こすことができる)
唾液や胃液などの分泌にも作用します
舌を使うことで唾液や胃液などの分泌反射を起こします。
先ほどもお話ししたように唾液が分泌することで食塊を作るので嚥下もスムーズに行うことができます。
舌がないとうまく発音できない
舌があることで発音する機能もあります。
例えば”たちつてと”は舌を口蓋につけることで発音することができます。舌の使い方で発音も大きく変わってきます。
その他にも様々な機能があります
また、舌は全身状態を知るのにも重要な器官でもあります。
舌の色を見て色が黒っぽかったり、斑点が出ていたり体の異常を知るバロメーターでもあります。
歯磨きをするとき、ぜひ鏡で自分の舌を確認してみてください。
舌には舌苔という汚れが付くことがあります。そのため、舌ブラシなどで清掃することも重要となります。
舌の汚れは口臭の原因となりますし、誤嚥性肺炎の原因ともなりますのでぜひ口腔ケアを行うようにしましょう。