中高生のオーラルケア~今どきの中高生は歯磨き回数が低下?~
12歳臼歯も生えてきて親知らず以外の永久歯が生えそろってくる中高生。今回は中高生のオーラルケアについてお話しします。
永久歯が生えそろい始める
中高生となると、12歳臼歯も生えて永久歯も生えそろってきます。高校生ぐらいから二十歳前後になると親知らずが生え始める人もいます。
顎の成長も終わる
大人になるにつれて顎の成長も終わります。そのため、歯列やかみ合わせのバランスも決まってきます。かみ合わせのバランスが悪いと歯列不正の原因となることがあります。
歯磨きをする回数が減少
小学校ではお昼に歯磨きをする時間が設けられている学校が多いと思います。しかし、中学校、高校となると歯磨きをする、しないも自由となる学校が多いのではないでしょうか?そのため、昼食後の歯磨きをしない子が多くいます。
スマホに夢中で夜歯磨きをしない?
中高生になると自分のスマホを持っている子供も多いです。そのため、学校から帰って夜遅くまでLINEやゲームのアプリなどを行い、最終的に歯磨きせずに寝てしまうという子が3人に1人はいるそうです。
夜間は虫歯になるリスクも上がる
夜間の寝ている間は、虫歯菌の活動が一番活発になります。また、寝ているので唾液の量も減少し虫歯になりやすい環境となっています。そのため、寝る前の歯磨き、夜間の歯磨きはとても重要です。
中高生になるとお口の中のチェックをあまりしない?
中高生ぐらいの年齢になると、親御さんが仕上げ磨きをしているということはあまりないと思います。そのため、お子さん自体も歯磨きさえしていれば虫歯にはならないと思っている子も多くいると思います。
毎年の歯科検診で指摘されて虫歯がわかる
先ほどもお話ししましたように、お子さんも歯磨きをしていれば虫歯はないと思い込み、虫歯ができているのに気づかない、痛みが出てきてから虫歯に気づくという子もいます。
また、学校などで行われる歯科検診で虫歯を指摘されて歯科医院に行くということも多くあります。
中高生の食生活
中高生だけではなく、みなさんに言えることがよく噛まないで食事をすることです。
食事をよく噛むことで、唾液がたくさんでます。そのためお口の中の自浄作用が働き、虫歯などの予防になります。その他にも、肥満の防止、脳の発達、味がよくわかるようになるなどのメリットがあります。
毎日の生活が忙しい中高生
中高生ともなると、学校での部活がはじまったり、友達との付き合いで夜遊びに行ったり、テストが定期的にあったりと忙しい毎日となります。
しかし、1日数分の歯磨きの時間を作るのも大切です。
歯磨きに関心をもってもらう
この年齢になると歯磨きは自分から行う習慣をつけていく時期だと思います。
親から言われて歯磨きをするのではなく、自分から歯磨きを進んでできるように、歯磨きの重要性をお子さんに話してあげることも良いと思います。